スニーカーを買いました。
蜜柑の実家は田舎なので、ヒールなんかじゃ出歩けないし。
久しぶりのぺたんこの感覚が嬉しくて、
そのへんをぐるぐる歩き回ってしまった。

なんか、実家に帰って来ると、どんどん強くなってしまう。
働いていた頃は3時間睡眠でがむしゃらに働いてたのに、
そんなことすらもう遠い昔の事みたいで、信じられない。
草ぼーぼーの道を歩いていて、何だか突然すべてが滑稽になった。

あの会社も、あの仕事も、別にあたしがいなくてもきちんと回っていて。
そりゃちょっとは面倒だったかもしれないけど、
誰も困らずに業務は進んでいく。
あんなに頑張っていたって、所詮あたしじゃなきゃ駄目なことなんて、
何ひとつなかったんだ。

空が高くて、風が気持ちよくて。
海が見える、とってもせまいこの町では、しょっちゅうかつての同級生に会う。
ふらふらしてるあたしを見つけて、
「みーかーん!!」
と車の窓を全開にして叫んでくれる。
「おかえりーいつ帰ってきたの?」
と言ってくれる。

ただいま。
ここは町全体が家みたいだ。
友達の家に遊びに行って、帰りにトマトを貰って帰る。

なんだか、どんどん強くなる。
帰れる場所があるということは、あたしの最大の強みなのかもしれない。
あと少しだけ休もう。あとすこしだけ。

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