ウツなオンナ

2005年7月10日
ウツとオツは、似てるけど違う。
なんて言ってる場合ではなく、ウララが鬱病になった。
久しぶりにバーゲンでも行こう。なんて誘われて来てみれば、
愚痴地獄が待っていた。

ウララがこんな状態になったのは、
忙しすぎるバイトと、会計士を目指す専門学校のせいらしい。
根がまじめなウララは、うまく手を抜く、ということができない。
追い詰められ、過呼吸で倒れ、鬱病と診断されたらしい。
ごくごく、軽いものではあるらしいが。

あたしはどうすればいいかわからなかった。
話を聞いてあげることしかできない、そう思った。

昔からそうなのだが、ウララは悩みが多い。
敢えて悩みを作っているようなフシさえある。
彼女は自分の悩みを人にぶち当て、どうしたらいい?と問いつつも
その実、全く他人のアドバイスを必要としてはいない。
ウララは悪くないよ。
悪いのはそいつだよ。
こういう言葉を、求めている。
ウララを慰め、味方でい続け、悪い男に引っかかったら、男の方を責めてウララを擁護する。
そういうことを、求めている。

とても疲れる。
彼女の相手をすることが。
そして疲れている自分に、腹が立つ。
「私を憐れんで!味方して!擁護して!」
強烈なまでに求められて、苦しい。
「皆は○○がひどいって言ってくれた!!」
だからどうだというのだ。
「皆怒ってくれた!!」
でも話を聞けば、どうってことないことなのだ。
大の大人がぎゃいぎゃいいう話ではない。
急速に冷めていくあたしと、それを悟ってかさらに
「私かわいそうトーク」に拍車がかかる彼女。

話を聞いてあげたい。
最後まで、やさしく。
でも出来なかった。
あたしはとても疲れてしまって
「ウララの思うようにすればいいと思うよ、もう大人なんだから」
とまとめた。
決して傷つけたつもりはない。
けど、彼女はひどくがっかりした顔をした。
何て言えばよかったというのだろう。

わかってる。
もっと彼女の欲しがった言葉をあげるべきだったよね。
なんて優しさのかけらもない人間なんだろう。あたしは。
ごめんね、ウララ。

はやく余裕のある大人になりたい。

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