海デート

今日は今年初めての海デート！買ってもらった可愛い水着を引っさげ、大阪のとある海水浴場に二時過ぎに到着。
とりあえず車を泊めて海岸へ。
土曜のわりにはそんなに混んでもいない様子。
上機嫌でパラソルと浮き輪をかりて、早速水浴びの準備。
水浴び大好きだけど焼けるのは嫌な蜜柑、持ってきたゴザに寝っころがって、デブだーりんに日焼け止めを塗ってもらう。手際の悪いデブに文句を言いながらも、何とか塗り終わって一段落。さて入るかとパラソルの下からいざ出陣。
この気持ち、女子諸君ならわかってもらえると思うけど、水着一枚で砂浜を歩き出すときは、ちょっとわくわくする。なんでかって？そりゃもちろん視線が集中するから。
吟味に吟味を重ねて選んだ水着、バランスの取れたプロポーション。絶対の自信を持って、歩き出す。
蜜柑は海に来るとありえないくらいモテる。気合の入り方もそんじょそこらのお姉さん達とは違うのだ！！
まず水着だか、絶対に三角ブラ、紐タイプのビキニしか着ない。そのほうが華奢な蜜柑に合っているのだ。あんまり胸を隠しすぎるのも嫌だし、普通のブラタイプのものは可愛くないし。
それから、あんまり今年の流行を追いすぎたものは選ばない。
なぜって？あんまり男受けしない事が多いから。
自分のキャラに合わせて、適度に流行を押さえたものを選ぶ、と毎年決めているし、それで毎年海では街以上にお姫様である。

とはいえ、今日は彼氏連れ、おとなしく歩くものの、それ相応の視線は感じる。・・・・なんだ、おっさんか。
デブはうれしそうにおなかを揺らしながら蜜柑の後をついて来る。
「蜜柑は可愛いなぁ」と頭のヨワイ子のように繰り返し、ビールをがぶ飲み。すれ違う女子たちの視線と失笑を買っていた。